入社後、まずは他者思考を極めて仕事のプロへ
Newmember
今回の記事では、当社に入社してからの立ち回りについて話をさせてもらいます。専門知識やスキルを身につけてスペシャリストを目指しましょう!という内容ではなく、利用者様から信頼される「仕事のプロ」を目指していくために必要な内容です。主には新卒入社の社員を想定した内容ですので、中途入社のケースとはやや異なりますが、持っていただきたい考え方は共通ですので、どなたもぜひ参考にしていただければと思います。
気づき、学ぶ
—どの仕事にも裏に隠された意図がある
入社後におこなっていく大切なこと
入社後に行なってもらうのは、施設内で使えるコーヒーチケットの販売、請求書のチェック、清掃などの専門的なスキルが必要のない業務。ただしこれら、業務名通りのことを行ってもらうのが目的ではありません。実はそこに学びが隠されています。
たとえばコーヒーチケット販売は、利用者様とのコミュニケーションに慣れる場でもありますし、請求書のチェックはスタッフロール(ビューズ)がどのようなサービスを行いどのように利益を得ているのかを知れる機会でもあります。
任された目の前の仕事を漫然と行うだけでは成長はありません。スタッフロールでは、どのような仕事においてもこのように汲み取ってもらいたい隠された意図があるのです。
参加して気づく
—多くの気づきを得るためにプログラムへ参加
利用者様との関わり方
スタッフロールでは新入社員にプログラムに参加してもらっています。と言っても講師やファシリテーターのサポートという役回りではありません。利用者様と同じ参加者としてプログラムを経験してもらうのです。
気分障害の方とあまりコミュニケーションを取ったことがない新入社員は、経験がない分「鬱病の人はこうだ」といったような、ステレオタイプな考えをイメージしがちです。しかし、実際にプログラムに参加して、利用者様と一緒に農業やスポーツなどをしてみると、「この人たちも自分も考えていることは同じだ」ということがわかってきます。そうなると症状に対するレッテルがはがれ、フラットに接することができるようになります。
これまでのブログ記事においても何度も話をしていると思いますが、スタッフロールでは「症状で人を判断しない」という考えを大切にしています。ですからまずはプログラムに参加してもらい、考えを改めるところから入ってもらうのです。
また、プログラムを受けることで業務理解や知識教育などの研修にもつながるため、積極的に参加して得られる気づきや疑問をどんどんアウトプットしてもらいます。
マインドを養う
—コピー検定で他者思考を育む
一つひとつの業務におけるマインド
まずは支援員としてプロになってもらうことが必要です。メンタルヘルスに関する専門的な支援を行うスペシャリストを目指すのは、その次の工程だと考えています。
ではプロの支援員とは何か?ですが、それは他者思考を持って業務ができる人のことです。分かりやすく言えば思いやりのある人ですね。
コピー検定の話
スタッフロールには一つひとつの仕事において他者思考を育む仕組みがあります。たとえばコピー取りを例に挙げましょう。わたしたちはコピー検定と言っているのですが、3~1級の等級で思いやり度を測れるようになっていて、ランクが上がるほど相手の気持ちになることが必要になります。
ちなみに3級は「指示通りコピーを取る」、2級は「誤字脱字がないように中身をチェックする」、1級は「書いてあることを理解する」という設定がなされています。
技術的なことで言えば1級であっても、読んで理解するだけですから、さほど難しくはありません。ただし、他者のことを思おうとする主体性が身に付いていなければ、1級に到達するのは困難でしょう。
まだ余裕のない新卒の新入社員でいきなり1級レベルを実践するのは難しいですが、スタッフロールでは折々で他者思考について話をするので、経験を重ねていけばそのことが自分自身にしみついていくようになっています。
福祉施設の利用を考えている方の多くは「利用料金の高い・安い」ではなく「質の良い・悪い」で通所先を選びます。「これぐらいの料金なんだから、まあ仕方ないか~」と思われないよう、新卒で入社される方にとっては少なからず重圧はあるでしょう。
ただしスタッフロールでは、まずプロになってもらうために、あまり技術を必要としない業務からはじめ、スモールステップで成功体験を積み重ねていけるように仕組み化しています。
どこまで行っても利用者様ファーストです。ですから本質的には、支援員の成長に注力しているとは言えません。ただし、支援員の最速の成長が施設の成長につながり、ひいてはサービスの向上につながる。そのような考えのもと施設運営を行っているため、結果的に支援員にとって成長しやすい会社ではあると思います。
併せて読みたい記事▶︎
その他のコアなコンテンツ
OHTERS
募集職種
JOB OPENINGS
当社のコンテンツをご覧になっていただき、共感をしていただけた方は 下記の各職種からエントリーをしてください。