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    インターン生に取材しました。

    今回取材に応じてくれたのは、名古屋市立大学大学院に通うお二人(2023年時点)。彼らは2022年夏からビューズのインターン(実習)に参加してくれていたので、実習を終えてみての感想などを改めて聞いてみました。

     

    【インターンに参加した学生さん】

    名古屋市立大学大学院 人間文化研究科(臨床心理コース)
    Hさん(男性)、Sさん(女性)

    Hさん:僕は現在も精神科のクリニックでアルバイトしていますし、将来的にも精神科関連に携わっていきたいのですが、産業カウンセラーなどにも興味があります。ただ、産業カウンセラーになろうと思うと精神疾患について把握していないといけなく、採用基準などでも「病院(精神科など)で2年以上の実務経験が必要」などの要件が書かれていることも多いので、まずは精神科で実務経験を積み、その先のキャリアはその時に判断していくことになるかと思っています。

     

    Sさん:私も医療に興味がありまして、精神科だけではなく小児科や産婦人科、診療内科等にも興味があります。最初は医療方面に進み、大学病院やクリニックからスタートし、ある程度経験を積んでからはスクールカウンセラーなども視野に入れたりしていますね。

    Hさん:僕は一度社会人として働いたのちに、バックパッカーとなって1年間色々な国を回りました。

    そして帰国後、ふと立ち寄ったコンビニに置かれていた「臨床心理士」という本が目に止まり、吸い込まれるように手に取って読んでみました。するとそこには「どんな風に心理士になれるか」が書かれていて、「これになろう」と思ったんですよね。

    そしてすぐに行動を開始。精神科のクリニックでバイトを始めて、心理士がどういった仕事をしているのか見てみて、「いいなぁ、よし!この道に進もう」って。

     

    Sさん:私はもともと援助職を目指していたわけではなかったんですね。というのも大学までは脳科学について学んでいたんですが、その中でたとえば「発話する時にどういう部位が関わっているのだろう」などといった疑問から興味が湧き、心理学について色々学んでいくうちに心理学の魅力に惹かれてしまったんです。

    それで「心理職いいな」と思って大学院に進学しました。

    Hさん:大学の実習先一覧にあり、実習先を選ぶ際に先輩から「ビューズについて」説明を聞いたんですね。

    その中でリワークに取り組んでいると聞いた瞬間に「ここしかない」と僕は思って。実はクリニックでもうつ病やパニック症で休職をする方が多く、「患者さんたちは復職に至るまでをどう過ごしてるんだろう」「どんな過ごし方だと再発が少ないのかな?」というところが気になっていたんです。

    ビューズはうつ病等の気分障害を患った方に対する社会復帰支援をしていたので、自分の知りたいことが知れると思い即決しました。

     

    Sさん:私は精神疾患や認知行動療法に興味があり、個人の認知行動療法は体験したことがあるんですが集団のものを体験することはなかったので、ビューズではそうした経験ができると聞いて。

    ビューズのホームページに記載のプログラム内容や卒業生の声、ブログなども全部拝見しましたし、先輩の説明の中でも「プログラムに参加できたり、利用者様と深く関わることができる」ということを言っていたので、より実践的な体験ができるのかなと感じ、「まずはここだっ!」と選びました。

     

    実際の実習中の過ごし方(タイムスケジュール)

    9:00〜9:50…………朝ミーティング

    9:50〜10:00 ………朝礼

    10:00〜12:00  ……プログラム

    12:00〜12:15  ……終礼

    12:15〜13:15  ……昼休み

    13:15〜13:30  ……ストレッチ・昼礼

    13:30〜15:30  ……プログラム

    15:30〜16:30  ……終礼、自主活動

    16:30〜17:00  ……日報記入

    17:00〜17:30  ……夕ミーティング

    17:30 ………………退社

    Hさん:僕が特に印象に残っているのは朝と夕のミーティングです。とても細かく利用者様の情報共有をしているんですね。例えば利用者様が少し落ち込むようなイベントがあった際に、「常に誰かが声をかけられるように気を付けておいてね」などの細やかな共有を行なっていました。だから利用者様も安心して来所できるんだなと感じましたね。

    リワークや社会復帰に向けて負荷が高いプログラムなども実施する中で、復帰に向けたプロセスにうまく乗れるようにするためにも情報共有はとても大切なことだと感じました。

     

    Sさん:初めてビューズの実習に参加させてもらっていた時のことです。スタッフの方も利用者様も温かく迎えてくださり、気さくに話かけてくださったんですけど(カジュアルにお話をされるので本当に気分障害を抱えていらっしゃるのかな?)と思えてしまうほど背景が見えてこなくて。

    利用者様も来所した日の終わりに日報を書いているんですが、すごい楽しそうにお話されてたのに、「今日は本当にしんどかった」と書いてあって。人って表面上では適応的に感じても、内面では過剰に適応し過ぎていたり頑張り過ぎちゃっていたりするので、逆に辛い思いをさせていたんじゃないかなって。だからとても印象に残っています。

    Hさん:いろんな他の福祉施設だったり、役所とのやり取りや連携が細やかだと感じました。

    例えばビューズだったらうつ病等の方の社会復帰がメインなんですが、他の福祉施設では発達障害専門のところや知的障害専門のところも様々あるんだなって。施設見学にいらした際に、「この方はビューズよりも他の福祉施設の方が合うだろう」となった時に、どの福祉施設に繋ぐべきかを知っておき、いつでも連携が取れるように他の福祉施設と共有をしているのを見て、福祉における連携ネットワークの大切さも知りました。

     

    Sさん:そうですね。全体を通して感じたのは、「スタッフの方から利用者様に対して行う支援」だけでなく、利用者様同士の交流を通じて、負荷があることでも支え合っているというか、当事者同士だからわかる悩みの共有など、相互のやり取りも含めて支援に繋がっているんだなって。私自身も利用者様に助けられたので、一方的ではないんだなというのを感じました。

    Hさん:おすすめします、むしろ必須でもいいくらい学べますから。僕の場合は一度社会人をしていましたが、多くの場合は社会人経験のないインターン生の方が多いと思います。ビューズは普段のプログラムがかなりレベル高くて、参加されている利用者様の資料作成力もめちゃめちゃハイレベルでびっくりしますよ。それに、社会人として必要な様々なスキルを学ぶことができるので、プログラムの内容もそうですし、利用者様から教えてもらえる内容も本当にためになります。

     

    Sさん:はい!私も本当にためになると思っています。集団プログラムを見る機会であったり、カウンセリングだけでは見えてこない日常の愚痴や些細な苦痛、悩みなどの生の声を知ることもできます。雑談も含めて普段は聞くことができないので、そういう声を聞くことができるのも、とても勉強になるところなのでぜひおすすめしようと思っています。

    いかがでしたでしょうか。今回はインターンに参加したお二人の振り返りをインタビューさせてもらい、ビューズの現場で感じた声や、彼らの学びや気づきをご紹介しました。

    この記事ではインターンについて取り上げましたが、スタッフロール(ビューズ)のリアルを知っていただくという視点でインターンのみならず、就職活動中の方や転職活動中の方にもぜひご覧になっていただきたいと思っています。

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