ビューズについて思うこと、感じることをフリートーク
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ビューズで働くメンバーは日頃からなにを考えているのでしょうか。また、普段の会話では口にしないそれぞれの転機エピソードなども気になるところ。ということで、メンバーには今回のフリートークを通じて、ランチをしながら思いのままに話し合ってもらいました。
高瀬 文聡
高田 尚恵
宮本 知弥
酒向 碧子
高瀬:さっそく始めていきましょうか。私の場合はこれまで積み上げてきたものをアウトプットする集大成の場になっていると思いますね。キャリアカウンセラーの観点では、前職は人材ビジネス業界で「働く」という観点しかなかったけれど、ビューズでは人生まで考えて全部できる。まさに「自分の在り方」を含めて、利用者様に気づきを持ってもらうところも集大成だなと。
高田:なるほど。私にとってのビューズは、カウンセリングの延長にある“違う形からのアプローチ”だなって。また、経営の立場に立ったのもあり、これまでと違ったものを学べました。
高瀬:スタートアップを学べたわけですね。
高田:そうですね。いろんな経験になっているのは間違いないし、それは大きいですね。
高瀬:2人は?
酒向:私は学校で学んできたのもあって理論としては知ってはいるけれど、実際にはグループでどう動いていくのか、さらにそれがどのように個に還元されていくのかなどを“理解していく過程”みたいなところがあるかもしれません。
宮本:私は「挑戦の場」というのが一番近いです。前の職場では支援の限界を感じていたのですが、ビューズではこれまで培ってきた力を活かせるところもあり、かつ新しいことにも挑戦できています。また、ビューズを他の言葉で言い換えるならプラットフォームかなと。ビューズでの支援も行ないますし、外部各所につないだりもしていくからプラットフォームという言葉がしっくりくるなと思いますね。
酒向:たしかに。高田さんに質問なのですが、アメリカから帰国してビューズに移ってからご自身がどう変化してきたのか聞きたいです。
高田:個でカウンセリングを行なっていたのが、グループでプログラムごとにって感じになったのも変化だけど、それ以前に日本の福祉制度を知らなくてはならなくて。帰国後に日本の福祉のすべてを知ったのがビューズでしたからね。用語もすべてが漢字並びで覚えるのに苦労しました。
酒向:なるほど、たしかにアメリカと日本では違いますもんね。
高田: あと、当時は過渡期だったのもありましたね。今みたいにリワークが一般的ではなかったり、医療機関にも全然相手にされなかったり。ビューズで働くこと=当時の日本の情勢の勉強にもつながり、言い例えるなら社会の縮図だなと感じました。
高瀬:社会の縮図という意味では、たとえば昨今ではコロナによる社会的な影響に紐づいた悩みや発症要因もあったりするので、小さな社会だと思って見ていましたね。その変化のなかに自分もいて、その自分も変化しているのでまさに鏡として捉えています。
高瀬:長くやってきて、最近では他所からのフィードバックを間接的に聞くことが増えてきましたね。ビューズをしっかり認知してくださっているのを感じてありがたいです。
高田:“ビューズブランド”みたいなのはあるかもしれないですね。特定の先生に信頼を置いて頂いているのは結構大きい特色かな。「どこでもいいからその辺のパンフレットを持っていっておいで」と言われるよりは、「ビューズさんはこういう特徴があるよ、信頼できるところだから行ってくるといいよ」って紹介されたりね。
高瀬:そうですね。9年のあいだ積み上げてきたものが信頼になってきていると思うんですよね。
高田:少し話は変わりますが、社会にとってのビューズでいうと、私の周りの人が病んで休職する話になった時に、その方の選択肢のなかに社会復帰支援という選択肢が出てこなかったんですね。だから認知度的に選択肢として上がってこないところを見るに、まだ「福祉業界のもの」というところから出きっていない印象です。
宮本:そういう部分はありますよね。そういえば、来所した業界関係者の方々に対して案内等させていただく機会があるのですが、ビューズのビジョン「一人一人が自分の在り方をみつけ自分の人生の主役になっている社会」を目指して盛り上げていく必要があると感じています。そのために、福祉や他の業界の方とも「協業しよう」という感じになっていくといいなって。
高田:改善じゃないですけど、(スタッフの)人数はもう少しいてくれると助かりますよね。
高瀬:確かにスタッフの人数は足りていないので、増やしていく必要がある。事業所としては、適切な人数は僕を入れて7人にしたい。現時点では、多方面で関わっている人が多いっていうところはプラスかな。昨日も1人“つながりバンク”(外部講師やボランティア登録)に登録していただきましたし、そこは良さだなと思いますね。勤務形態などにとらわれず、ビューズと関わりたい、志をともにして出来ることをしていきたい、という方々がたくさんつながってくれているのは本当にありがたい。
酒向:在りたいものを求めていく利用者様にとって、それが実際に体現されていなければ徒労に終わってしまうと思いますが、具体的に“どう進めたら見つけられるか”の道筋が整えられおり、自分のペースでたどり着けるようになっているから、こちらも自信を持って伝えることができます。そこはビューズならではの良さだなと思っていますが、私を含めてスタッフ全員が同じレベル感で支援できるようにならなければと思っています。
宮本:改善ではないのですが、自分のことで困っている利用者様だけではなく、ご家族の問題、ご両親の介護問題、お子さんの問題などの副次的なところでメンタルがダウンしている方もいるので、そちらの観点で何かできないかなと思ったりします。
いい点でいうと軸です。私が以前に所属していた組織にはなかったクレドカードを見て、最初「これは一体?」って感じに思ったんですよ。(笑)でもその軸がいかに重要か、年を追うごとにわかってくるんですよね。“組織として”というのをこんなに意識したのはビューズに入ってからです。
高瀬:ビューズに見学・体験で来られた方が、通所の意思決定をされた際に、ビューズのグループワークのどこが良いと言っているのか聞いたことありますか? グラウンドルールの否定しないことや多様性を尊重することなど、利用者様が普段どう感じているかはあまり聞いたことがないな。
酒向:そのグラウンドルールがあるから安心して言いたいことを言えたり、不安になった時にちゃんとスタッフが声掛けしたり、困ったことがあったら後で話を聞いてもらえたり、全体を通してビューズの中では「言える」って体験につながっているのかなと私は感じています。
高田:私も見学対応をしているとその話を聞くことが多いです。「他の所を見学してみて、やっていることは一緒たけどなにか違うんです」みたいな。でも間違いなくそこがビューズの良さになっていると思いますね。
高瀬:あとは利用者様が自己理解を深めるときに、価値観のところまで掘り下げるじゃないですか。その価値観をみんなで共有して支え合いながら課題に取り組む。それがうまくいかなくても再チャレンジやトライできる場だから、次第に自己肯定感が上がっていく。この連続性がもう1つの良さだと思います。
高田:確かに高瀬さんの言われた“価値観の共有”は大きいかな。価値観に触れる共有をすると、自己開示がとても深くなってくるので、共感レベルが上がってグループでやっている感覚が増すのかなって。
酒向:私はこれまでアシスタントスタッフとして事務をして、3年目から実際の支援業務を始めた時が転機だったと思います。事務の頃から“利用者様のことを考えたい”と思ってはいましたが、本当にその人の気持ちになったり、困っていることに気づいて自分がアイデアを出せたりって、事務で関わっている時は無理だったなと思って。もちろん今もまだまだですが「利用者様の声が生まれ、それを自分が聴く」っていうのは響いてくるものがありました。気持ちが動いたと感じます。
高田:私はもともとカウンセラーとしての経験がベースで、個のクライアントとその友人や家族への対応が主だったんですが、ビューズで社会復帰支援を意識した利用者様のニーズや会社面談での会社側のニーズを知ったことが貴重な経験でもあり転機だったと思います。これまでのカウンセリングとは違って、少し背中を押すことや社会復帰後の負荷を意識した支援が必要なので、進め方の違いは難しかったんですが、支援の幅を広げられたかなと思います。
高瀬:私の転機は、失敗した時ですね。支援の中で「担当を変えてほしい」と言われた時に、どこに原因があるのかは自分でもわかっていたりするのですが、これまで身につけてきた能力やスキルに自信があっても決して驕らず、自惚れてはいけないという1つの気づきにつながっているのは転機だったと思います。
宮本:変化点という意味で実感した瞬間ですが、私はもともと外部とつながるということをやりたくてビューズに入ってきたので、初めて髙田さんと2人でクリニックに広報で訪問した際、緊張しすぎて入り口で吐きそうになって(笑)
対応してくださったスタッフの方を目の前にしても、緊張しすぎて1人でひたすらにベラベラと喋っていて。あとでめちゃくちゃ反省しました(笑)だからしっかり事前準備をして、頭の中で組み立ててシミュレーションしていこう、というように変われた意味ではそうなのかなと。今では緊張せずにできています。
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